20世紀フランスを代表する思想家ミシェル・フーコーの「監獄の誕生」刊行から今年で50年となるのを記念した国際シンポジウムが11月1日、東京都文京区の東大本郷キャンパスで開かれる。「刑罰はなぜ刑務所収容という形態を取るのか」と題し、重層的な議論を行うのが目的。
2部構成で第1部では、刑事施設の人権問題に取り組むNPO法人「監獄人権センター」代表の海渡雄一弁護士や大学教授らが、法理論と実務の両面から議論する。第2部では、フーコー研究の第一人者として知られるフランス国立科学研究センターのフィリップ・アルティエール氏が基調講演を行う。午後1時~6時半まで。事前登録不要で入場無料。