「第19回ショパン国際ピアノ・コンクール」の本選のステージに立つ桑原志織さん=20日、ワルシャワ((C)W.Grzedzinski/NIFC提供・共同)
 「第19回ショパン国際ピアノ・コンクール」の本選のステージに立つ桑原志織さん=20日、ワルシャワ((C)W.Grzedzinski/NIFC提供・共同)

 【ワルシャワ共同】クラシック音楽の世界三大コンクールの一つ「第19回ショパン国際ピアノ・コンクール」の最終結果が21日未明(日本時間同日午前)、ポーランドの首都ワルシャワで発表され、東京都出身の桑原志織さん(30)が4位に入賞した。愛知県大府市出身の進藤実優さん(23)は入賞の6位までに入らなかった。米国のエリック・ルーさん(27)が優勝した。

 桑原さんは20日の本選で演奏した後、今回のコンクールを振り返り「ピアニストとしての人生の中でも貴重な瞬間がたくさんありました。最後まで弾き切ることができたのは、皆さまの応援のおかげだと思っています」と話していた。

 桑原さんは東京芸術大やベルリン芸術大大学院で学び、今年5月、エリザベート王妃国際音楽コンクール(ベルギー)のピアノ部門で決勝に進出。2019年のブゾーニ国際ピアノコンクール(イタリア)でも2位に入るなど数々のコンクールで入賞している。

 本選は18~20日に開催され、日本人2人の他、中国、米国、ポーランドなどピアニスト計11人が争った。