1日に全く本を読まない子どもは半数超-。ベネッセコーポレーションが2024年に小中高生や保護者に尋ねたところ、読書をしない(0分)との回答が52・7%で、15年調査時の34・3%から約1・5倍に増えた。スマートフォンの使用時間は延びており、長いほど本を読む時間が短くなる傾向が見られた。27日から読書週間。
調査はベネッセ教育総合研究所と東大社会科学研究所の共同実施で、無作為に抽出した同一の親子を対象に15年から継続。24年は7~9月にインターネットで行い、約1万2千組から回答を得た。
読書をしないとした割合は、小1~3年33・6%、小4~6年47・7%、中学生59・8%、高校生69・8%。いずれも15年に比べ14~22ポイント増えた。1日の読書時間の平均は小4~6年で15・6分、高校生で10・1分などで、15年に比べ小4以上で約5~6分減った。
1日のスマホ使用時間(小4以上が回答)は、小4~6年33・4分、中学生95・7分、高校生138・3分で、それぞれ15年から約22~52分増えた。

























