国宝に指定されている福島県いわき市の「白水阿弥陀堂」で13日、堂内に建立当時描かれていた文様などを投影するプロジェクションマッピングの試験点灯があり、色鮮やかな極楽浄土の世界が広がった。庭園では紅葉が見頃を迎え、イチョウやカエデがライトアップされた。夜間の一般公開は14~16日と21~24日の午後5~8時半。
天井には平安時代に描かれていたという文様「宝相華」、壁にはハスが光の演出で浮かび、堂内を鳳凰が羽ばたいた。
東日本大震災からの復興を願い、市などでつくる実行委員会が開催。この日招待された近くに住む鈴木陽一さん(70)は「夜に訪れたのは初めて。光の演出が魅力的で、多くの人に見てもらいたい」と話した。
























