播磨町の事件・事故
播磨町の事件・事故

 13日午後、兵庫県播磨町の無職男性(65)が「検察官を名乗る男に現金4236万円をだまし取られた」と県警加古川署に届け出た。同署は特殊詐欺事件とみて調べる。

 同署によると、9月上旬、男性宅の電話に「2時間後にあなたの携帯電話が止まる」と自動音声で案内があり、音声に従ったところ、検察官を名乗る男につながった。男から「詐欺グループであなたの通帳が使われている」「紙幣監査のために資産を振り込んでください」などと言われ、男性は約1カ月後の10月13日~同16日、男の指示に従って、7回に分けて4236万円をネットバンキングで振り込んだという。

 男は、仙台の検察官を名乗っていたといい、実在するのか検察に確認する電話をしたところ、詐欺の疑いを指摘されて被害に気付いたという。