日本オリンピック委員会(JOC)は13日の理事会で、経費の増大や準備の遅れが課題となっている来年の愛知・名古屋アジア大会に関し、成功に向けて積極的に関与、協力していく方針を改めて確認した。太田雄貴専務理事は理事会後の記者会見で「JOCもしっかり関わっていくことが重要だ」と述べた。

 トップ選手を中心に選手団を派遣して大会を盛り上げることや、PR活動への協力などを念頭に置く。関係者によると、理事会では非公開の議論の中で、経費や大会準備の危機的な状況を懸念する声や、JOCも責任を持って取り組むべきとの意見が相次いだ。