新潟県の花角英世知事は23日、東京・霞が関の経済産業省で赤沢亮正経産相と面会し、東京電力柏崎刈羽原発6、7号機(同県)の再稼働に同意すると伝えた。再稼働に必要な地元同意手続きが終了。東電は、設備検査の最終チェックを受ける「使用前確認」を24日にも原子力規制委員会に申請する見込みだ。6号機の原子炉を起動して再稼働させる日程は来年1月20日を軸に調整している。
東電による原発の再稼働は2011年の東日本大震災に伴う福島第1原発事故後、初めてとなる。
赤沢氏との面会に先立ち、花角氏は23日午前、原子力規制庁に金子修一長官を訪ね、原発の必要性などの丁寧な説明や安全性の向上を要請。金子氏は「住民に説明する努力を継続したい」と応じた。
柏崎刈羽原発では6号機が12年3月に定期検査に入り、全7基が停止した。6、7号機は17年、規制委の審査に合格。テロ対策不備が相次ぎ、21年に事実上の運転禁止命令を受けたが、23年12月に解除された。当時の斎藤健経産相が24年3月、花角氏に再稼働への同意を要請していた。
























