イスラエルの攻撃で破壊された街で生活するパレスチナの避難民ら=12日、ガザ北部ジャバリヤ(ゲッティ=共同)
 イスラエルの攻撃で破壊された街で生活するパレスチナの避難民ら=12日、ガザ北部ジャバリヤ(ゲッティ=共同)

 【エルサレム共同】米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は12日、パレスチナ自治区ガザで昨年10月の停戦以降、イスラエル軍が2500棟以上の建物を破壊したと報じた。衛星画像を分析したとしている。国連によると、ガザでは戦闘で8割を超える建物が損傷を受けている。再建とは逆行し、さらに破壊が進んでいるようだ。

 イスラエル軍は停戦後もガザの半分以上を支配している。報道によると、破壊の大半は軍の支配地域で起きているが、イスラエル軍が作戦停止に同意したはずの非支配地域内でも発生している。

 イスラエル軍はガザの非武装化を目指し、イスラム組織ハマスが築いた全ての地下トンネルを壊すと主張してインフラ破壊を正当化。ハマスは建物破壊を「停戦合意違反」だと非難している。

 イスラエル軍は停戦後もガザへの攻撃を続けており、パレスチナ通信は12日、南部ハンユニスで無人機攻撃により3人が死亡したと伝えた。

 ガザ保健当局は12日、生後7日の乳児と4歳の子どもが凍死し、今季の寒さによる子どもの死者が6人になったと発表した。