レモンニセスガの成虫=2025年、東京・父島(屋宜さん、岡さん提供)
 レモンニセスガの成虫=2025年、東京・父島(屋宜さん、岡さん提供)

 東京や長崎、沖縄の離島で採集されたガが、レモンの花や実を食べる外来種であることを九州大の屋宜禎央助教(昆虫科学)と大学院生の岡太陽さんが突き止め、日本応用動物昆虫学会の英文誌で25日までに報告した。和名をレモンニセスガと提案した。国内でレモン栽培が広がる中、卵のついた苗木の移動に伴って各地に拡散する恐れがあり、注意を呼びかけた。

 このガはオセアニアや東南アジアなどに分布し、成虫は羽を広げた時の幅が1センチほど。幼虫がレモンの花や若い実に入り込んで中を食べるため、外から発見しにくい厄介な害虫だ。被害は東京都・父島でも確認された。