テッサロニキ国際見本市で演説するギリシャのミツォタキス首相=5日、ギリシャ・テッサロニキ(ロイター=共同)
 テッサロニキ国際見本市で演説するギリシャのミツォタキス首相=5日、ギリシャ・テッサロニキ(ロイター=共同)

 【ローマ共同】ギリシャのミツォタキス首相は15日、国際情勢が厳しさを増す中「日本との関係の強化が一層重要だ」と共同通信に書面で表明した。財政・債務危機の際に多額の投資を受けた中国との関係を念頭に「ギリシャは特定の投資国や貿易相手国に依存したことはない」と強調した。

 今月前半、ギリシャで開かれたテッサロニキ国際見本市に日本が初めて名誉招待国として参加したことを受け、コメントを寄せた。日本企業などの出展により「私たちの長年の友情と協力関係にまた新たなつながりができた」と歓迎した。

 2009年からのギリシャ財政・債務危機では、欧州連合(EU)などによる支援に厳しい条件が付く中、中国がギリシャへ多額の投資を行った。国内最大のピレウス港では、中国海運大手が運営公社の株式の過半数を保有し、管理権を握る。

 ミツォタキス政権は中国の投資を歓迎しつつ、対中警戒を強めるEUの方針を重視する。ミツォタキス氏は対日関係について「共有する価値、国際法を互いに尊重する立場が、協力を一層発展させる基礎となる」と指摘した。