世界経済フォーラムの男女格差報告で政治分野の順位が121位と後れを取る中、内閣改造で高市早苗首相が起用した女性閣僚は留任の2人にとどまった。識者は「そもそも自民党に女性議員が少ない。構造的な格差を是正しないままの『実力主義』がネックになっている」と指摘する。
女性閣僚の過去最多は5人で、近年は2~3人が多い。女性国会議員は衆院で14%、参院で29%。直近の衆院選で自民党の候補者の女性割合は、主要政党の中で最低の12%だった。男性が大半を占める現職議員が党の公認で優先され、女性の新人が進出しにくい状況が続いているとされる。
女性議員が増えた諸外国では、一定の議席を割り当てるクオータ制を導入。名古屋大の武田宏子教授(政治学)は、議員の実績と能力に差はないとの研究結果もあるとし、「自民党は制度的な仕掛けで女性を増やせば『実力主義』から外れるとして取り組んでこなかった」と説明する。























