【フタ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は18日、中東欧の8カ国による国際会議を西部イワノフランキウスク州フタの大統領別荘で初開催した。ロシアの侵攻が長期化する中、近隣国との連携を深める狙いだが、少数民族の権利保護を巡り立場に隔たりがあるハンガリーのマジャル首相は欠席し、溝を露呈した。

 会議は、ウクライナ西部や中東欧にまたがるカルパチア山脈にちなみ「カルパチア8首脳会議」と名付けられた。

 マジャル氏は親ロシアのオルバン前政権から方針転換し、ウクライナを支持する立場だ。ただウクライナ国内に暮らすハンガリー系住民にハンガリー語で教育を受ける権利が十分に保障されていないと問題視する見方がハンガリー側で出ており、両国の懸案になっている。

 ゼレンスキー氏は会議後の記者会見で「安全保障やエネルギー、経済協力を大幅に拡大させる第一歩になる」と述べた。マジャル氏の欠席理由には触れなかった。関係筋は、マジャル氏を招待したが出席を拒否されたと明らかにした。会場にはハンガリーを除く7カ国の旗が掲げられた。