【テヘラン共同】イラン外務省のバガイ報道官は23日、ニューヨークでの国連総会に合わせて米国との間接協議を22日実施し、米側に戦争終結に向けた交渉再開の条件を伝達したと発表した。条件には、エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡の通航を巡ってイランとオマーンが既に合意したとする新航路を米側が認めることも含まれると説明した。

 イラン政府高官は23日、ロイター通信に対し、米イランの立場には「多くの相違点がある」と指摘した。外交努力は続いており、米側の提案を検討中だと説明した。提案内容は不明。

 バガイ氏によると、間接協議はカタールの仲介で約2時間実施した。バガイ氏は交渉再開の条件として、ほかに米軍によるイラン港湾封鎖の終了やイラン凍結資産の解除などを列挙した。

 イランのペゼシュキアン大統領は23日、国連総会一般討論で演説し「自衛のための戦争を恐れない」と述べ、徹底抗戦の構えを見せた。

 米イランは6月、戦闘終結に向けた覚書を締結したが、海峡を巡って軍事衝突を繰り返し、膠着状態に陥っている。