三菱商事は29日、カナダの合弁会社で手がける液化天然ガス(LNG)事業の生産能力を倍増させる方針を発表した。今回計画の総事業費は数兆円規模で、そのうち三菱商事は5千億円を投じる見込み。生産能力は現行の年間1400万トンから年間2800万トンに増える。中東のホルムズ海峡を通らずに日本に輸送できるため、安定調達につなげる狙いがある。

 生産拠点は西部ブリティッシュコロンビア州にあり、英石油大手シェルを主体とする現地合弁会社のLNGカナダが運営する。拡張する設備は2030年代初頭の稼働開始を目指す。LNGの生産能力は25年に日本が輸入した実績の約4割に相当することになる。