ヘグセス米国防長官=15日、バージニア州アーリントン(ロイター=共同)
 ヘグセス米国防長官=15日、バージニア州アーリントン(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】ヘグセス米国防長官は23日、米国内の大学にある中国語教育機関「孔子学院」について、米国の国家安全保障上の脅威に指定したと発表した。交流サイト(SNS)に投稿した動画で「知的財産を盗み出し、米国の学生の思考に入り込む」と主張した上で、30大学に80の宣伝活動拠点を確認したと明らかにした。

 第1次トランプ政権時代、米政府は孔子学院が中国共産党の政治宣伝に使われていると非難。孔子学院を設置する大学に対して、連邦議会が国防総省の資金提供を原則禁止するなどしたため大半が閉鎖された。

 しかし、ヘグセス氏は23日、「孔子学院は名称を変えて戻ってきた。影響力が再び入り込むことを許してはいけない」と強調。米国の大学で中国語教育センターなどと名称を変更して活動を続けている状況を指したとみられる。

 米議会調査局の2023年の資料によると、最初の孔子学院は04年に韓国の首都ソウルで設立。米国内では17年に約120校に上っていた。日本では05年、京都市の立命館大に初めて設置され、現在10校程度あるとみられる。