欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁=9月28日、ブリュッセル(ゲッティ=共同)
 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁=9月28日、ブリュッセル(ゲッティ=共同)

 【フランクフルト共同】欧州中央銀行(ECB)は29日、ラガルド総裁が来年2月7日に退任すると発表した。来年10月の任期満了を前に退く。欧州連合(EU)のコスタ大統領は後任を選ぶための手続きを始める意向を示した。フランスで財政への懸念などから長期金利が上昇し、ユーロ圏の市場が動揺するさなかで身を引く形となる。

 来年春のフランス大統領選では、極右政党「国民連合(RN)」のマリーヌ・ルペン氏が優勢となっている。早期退任は、極右の影響力が後任人事に及ぶのを避けるためとの見方がある。

 ラガルド氏はフランスの経済・財政・産業相や、国際通貨基金(IMF)専務理事を経て、2019年11月にECB総裁に就いた。