原子力発電コストの政府試算
 原子力発電コストの政府試算

 経済産業省が16日公表した2040年のコスト試算では、従来安価としてきた原発のコストも上昇した。再生可能エネルギーの拡大に伴う負担増が主要因だが、東京電力福島第1原発事故後の対策費も増えた。政府は次期エネルギー基本計画で原発の建て替えを容認する構えだが、試算は今後の建設費の高騰を反映していない。価格の優位性が揺らぎ、消費者の負担が増す懸念もある。