フランス・ルーアン、パリ
 フランス・ルーアン、パリ

 日本初の開催となった聴覚障害者の国際スポーツ大会「デフリンピック」の第1回は1924年、パリで開かれた。創始者はフランス人で、自身もろう者だったウジェーヌ・リュバンアルケ。同じフランス人の「近代五輪の父」になぞらえ「デフ世界のクーベルタン男爵」とも呼ばれる。ろう者の社会的地位向上に貢献したことから、地元フランスのろう者は今も深い敬慕を抱いている。