渡辺千恵子さん(左)と母親のスガさん=1960年ごろ、長崎市内の渡辺さんの自宅で撮影(長崎総合科学大学長崎平和文化研究所提供)
 渡辺千恵子さん(左)と母親のスガさん=1960年ごろ、長崎市内の渡辺さんの自宅で撮影(長崎総合科学大学長崎平和文化研究所提供)

 ノーベル平和賞が日本原水爆被害者団体協議会(被団協)に授与されてから10日で1年となる。平和賞が今後も「核兵器のない世界」を目指す希望の光になり続けると思う一方で、今年8月に原爆投下80年という節目が過ぎ去り、広島と長崎以外の都道府県で、関心が薄れないかを危惧している。