みなさんは、毎月いくらぐらい貯金していますか。株式会社LENDEX(東京都渋谷区)が実施した「月々の手取り額と貯金実態」に関するアンケート調査によると、約5人に1人が「まったくしていない」答えた一方で、「10万円以上」という人も1割強存在するなど、二極化の実態が明らかになりました。
調査は、全国の20~60代の男女300人を対象として、2025年9月にインターネットで実施されました。
まず、「現在の月の手取り額」を教えてもらったところ、「20万円以上30万円未満」(33%)が最多となりました。次いで「30万円以上40万円未満」(26%)、「20万円未満」(21%)と続き、約半数が手取り30万円未満という現実が浮き彫りになった一方で、手取り40万円以上の層は2割程度存在することから、収入格差が貯金能力に直結している可能性が高いことが示唆されました。
続けて、「毎月の貯金額」を教えてもらったところ、「1万円以上3万円未満」(21%)が最多となった一方で、「10万円以上」は16%、「0円」が19%と、貯金額の二極化が進んでいる様子がうかがえました。
また、「手取りに対する貯金額の割合」を見ると、最も多かったのは「1~5%未満」で25%、次いで「6~10%未満」が24%でした。一方で「0%」と回答した人も19%存在しており、生活費に余裕がなく貯金が難しい層が一定数いることも明らかになりました。