皆さんは、毎日の献立をどのように決めていますか?買い物をしながら考える人もいれば、事前に献立を決めて買い物に行く人もいるでしょう。
「献立を決めるタイミングに関するアンケート」によると、買い物をしながら献立を考える派が58.8%とやや多かったものの、献立を決めてから買い物に行く派も41.2%と意見が分かれる結果になりました。
この調査は、株式会社NEXERとフジ産業株式会社が家で料理をしている全国の男女500人を対象とし、2025年8月にインターネット上で実施しました。
まず、献立を決めるタイミングをたずねたところ、「買い物をしながら献立を考える」人が58.8%、「献立を決めてから買い物に行く」人は41.2%でした。買い物をしながら考える人の方がやや多いものの、意見が分かれる結果となりました。
買い物をしながら献立を決める人に理由を聞いたところ、次のような意見がよせられました。
・特売になっている商品を購入するためです。(20代女性)
・物価高のため、その日安く美味しそうなものを購入するため。(30代女性)
・安いのを買ってからのほうが節約できるから。(30代女性)
・その日の割引品セール品によってメニューを決めるのが楽しみだから。(30代女性)
・お店の特売や鮮度が良さそうだったものを見てどんなメニューにするのか決めた方が、楽しくていいなと思ったから。(30代男性)
・その時に安いものを買ってからネットなどでレシピを調べてみることが多い。(30代女性)
特売品で節約を図る意見や、新鮮で安い食材を探して献立を考える楽しさをあげる人が多いようです。
一方、事前に献立を決めて買い物する人は、次の理由をあげています。
・不要なものを買わなくてすむから。(20代女性)
・店頭で悩む必要が無い。タイパが良い。(20代男性)
・献立を決めて購入するものを決めてから行ったほうが効率がいいから。(30代女性)
・必要な材料を事前に把握して、買い忘れや無駄な出費を防ぐためです。(30代女性)
・ある程度計画を立ててからでないと買い物がしづらいから。(30代女性)
・買い物を早めに終わらせるために、決めてから買い物に行く。(40代女性)
事前に献立を決めておくと、店頭で迷わず買い忘れを防げます。無駄を省きタイパを重視する意見が多く寄せられました。
■買い物しながら考える派のメリット・デメリット
次に、買い物しながら献立を考える方法と、献立を決めてから買い物に行く方法について、それぞれメリットとデメリットを尋ねてみました。
買い物しながら献立を考えるメリットについては、次のような意見が寄せられました。
・無駄遣いをしなくていい。(20代男性)
・色々と発見があって楽しいです。(20代女性)
・献立を考えて行くより安くすませることができる。(30代女性)
・いろんな野菜を買っていつもと違う新しい料理に挑戦できた。(30代女性)
・メニューがマンネリにならずに済んで良かった。(30代男性)
・必要なものしか買わないので、無駄買いが少なくなったこと。(40代女性)
この方法を選ぶ人は、その日の入荷状況や価格を見て柔軟に献立を決められる点を評価しているようです。
一方で、デメリットについては次のような意見がありました。
・時間が無い時は困る。(20代女性)
・スーパーに長居する事が増えてしまった。節約になっても時間のロスに繋がる。(30代女性)
・行き当たりばったりすぎて買い忘れが起きる。(30代女性)
・買うつもりがないものを買ってしまった。(30代女性)
・結局あまり好みにならなかった時。(30代女性)
・家族によっては、どうしてもお肉をたべたかったり、お刺身がよかった~なんていうこともあるので。(40代女性)
デメリットで最も多かったのは「買い物に時間がかかる」という意見でした。計画性がないため、余計なものを買ったり、必要なものを買い忘れるといった失敗もあるようです。
■献立を決めてから買い物をする派のメリット・デメリット
続いて、献立を決めてから買い物をする人のメリットとデメリットを紹介します。
メリットについては、次のような意見が寄せられました。
・余計なものを買わないところが良かった。(20代・女性)
・買い物の時間が短縮される。(20代・男性)
・効率的に買い物をすることができた。(30代・女性)
・必要な食材だけを買えるようになり、無駄な出費や食材の余りが減りました。(30代・女性)
・余計な出費や食材のロスを減らせる。(30代・男性)
多く寄せられたのは、計画的に買い物できるため時間を短縮できる点です。無駄な買い物が減り、食費の節約につながるとの意見もありました。
一方で、デメリットについては次のような意見があります。
・買う予定のものを忘れたときに困る。(20代・女性)
・気分が変わった時別の献立にしにくい。(20代・女性)
・値段が高くても買わなくては作れない。(30代・女性)
・買い物自体をあまり楽しめないこと。(30代・女性)
・スーパーで安売りしてても買えない。(30代・男性)
デメリットとして多かったのは、特売を活用しづらい点です。献立を途中で変更しにくく、買い物の楽しみが減ると感じる人もいました。
最後に、献立を決めて買い物に出かける人に、途中で献立を変更した経験があるかを聞きました。
45.6%の人が「ある」と回答し、次の理由をあげています。
・目当ての食材がない、値段が高かったとき。(20代・女性)
・購入する予定だったものが売っていなかったから。(30代・女性)
・セール品が魅力的だった。(30代・男性)
・お買い得なものを見つけて、献立をそれに変更する。(40代・女性)
・料理に使う材料が思いのほか高かったので、ほかの献立にした。(40代・女性)
特売品を見つけたときや、食材が無かったり高かったりしたときに、献立を変更する人が多いようです。
【出典】
株式会社NEXERとフジ産業株式会社による調査