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 阪神大震災で不通になっていた神戸電鉄の長田・湊川間(一・九キロ)と同電鉄が乗り入れている神戸高速の湊川・新開地間(〇・四キロ)が二十二日始発から運転を再開。神戸市の中心部と北部のニュータウンが、約五カ月ぶりに一本の路線でつながった。また仮駅だった阪神電鉄西灘駅が高架駅になり元通りの場所に戻った。

 長田・湊川間はトンネル二カ所の内壁や架道橋の橋台に亀裂が入るなど被害を受け、八月中旬の復旧予定だった。沿線の協力で線路わきに資材や撤去廃棄物の置き場が確保できたことなどで開通が早まった。

 この日の長田・新開地間のラッシュ時乗車率は一一〇%。新開地駅で、同市北区の山の街駅から尼崎市内の会社に向かう会社員辻有紀子さん(25)は「震災後しばらく三田回りで通勤していたことを思うと神鉄が全通して大助かり」と話していた。

 また、西鈴蘭台駅から大阪市まで通う会社員岩崎淳子さん(24)は「北神急行より運賃が安く、便利になったが、阪神や阪急のように今後値上げもあり得るのが心配。いっそうのサービス向上を期待したい」と注文を付けていた。

 一方、まだ不通区間のある阪神本線は二十六日、ポートライナーは七月末に全通。神戸高速新開地・高速長田間は八月中、六甲ライナー魚崎・住吉は八月下旬に復旧する見通し。

1995/6/22
 

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