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 阪神大震災で不通となっていた神戸高速鉄道の東西線・新開地-高速長田間(約二キロ)の運転が十三日、震災から二百八日ぶりに再開した。これで大阪、神戸と姫路を結ぶ鉄道の全ルートがつながった。阪急、阪神、山電、神鉄の四社が接続する新開地駅は、お盆の墓参りや海水浴に向かう家族連れで終日、混雑した。

 新開地・新長田間は、震災で地下支柱約三百六十本が損傷するなどの被害を受け、復旧費総額は約二百億円に上った。両駅間の大開駅は、来年三月まで復旧作業が続き、それまでは通過駅となる。

 新開地駅ではこの日午前八時半から開通セレモニーがあり、東西線に乗り入れる阪急、阪神、山陽の各電車の運転士に花束が贈られた。

 両親、姉妹と姫路市内へ墓参りに行く神戸市灘区の菅信勝さん(25)は「これで不自由がなくなった。墓参りの後、明石に寄って学生時代のクラブOB会に顔を出したい」と話していた。

 全線開通で、姫路行き山陽特急の最終電車が約三十分繰り下がるなど、同鉄道東西線は十三日始発から新ダイヤで運行された。

 残る鉄道の未開通区間は、二十三日に復旧する神戸新交通六甲ライナーの住吉-魚崎間(一・二キロ)だけ。

1995/8/14
 

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