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 神戸・三宮と人工島を結ぶ新交通システム・ポートライナーが三十一日、全線開通した。約六カ月半ぶりの三宮乗り入れで、これで震災後”孤島”となっていた人工島は市街地と直結。大阪方面への鉄道とも接続され、代替バスでの移動を強いられていた島内外の通勤、通学客らは「やっと」と、安どの表情だった。

 ポートライナーの復旧では、中埠頭駅と三宮駅間の二・八キロ区間の運行再開が遅れていた。この日全線開通にこぎつけたが、運転本数は平日百六十六本、土、日、祝日百四十九本と、震災前よりやや減少。一部復旧工事が残っている関係で、三宮発の最終便も約三十分繰り上げられている。

 運行初日は午前五時四十四分の中埠頭駅発から運転を再開。伊丹市から人工島内の保育園に通勤する保母(30)は「暑い中、並ばなくてもいいし、時間も大幅に短縮され、ずいぶん楽になります」とホッとした表情。

 ライナーを運行する神戸新交通によると、三宮駅の午前九時までの乗車人数は約八千人。震災前の八割程度だが、同駅関係者は「夏休みに入った関係で学生は少ないが、通勤客の数は地震前に戻っているようです」と話していた。

 全通に伴い、神戸市役所前と市民病院間を運行していた代替バスは、三十日の最終便で打ち切られた。

1995/7/31
 

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