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復興へ 第18部 この国 震災3年の決算

(5-4)ダイヤル171 NTT、3月にスタート
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安否情報確認はボイスメールで
 NTTは、大規模な災害発生時に被災者と家族や友人が、簡単に連絡を取り合える「ボイスメール」(仮称)を開発、三月末からサービスを始める。電話を使った「伝言板システム」で、一九九五年一月十七日に阪神・淡路地域を襲った阪神大震災で被災者の安否を気遣う電話が現地に殺到し、つながらない状態が続いたことへの新たな対策だ。

 阪神大震災では道路、電気、水道、ガスなどの「ライフライン」が破壊され、電話も復旧に二週間を要するほどの甚大な被害を受けた。NTTは臨時の公衆電話を三千台設置し、回線を増強するなどの対策に努めたが、殺到する電話をさばき切れず「かかりにくい状態が五日間続いた」(サービス運営部災害対策室)という。

 ボイスメールは、出先で災害に遭遇した人が「171」と自宅の電話番号を入力し、安否や避難場所の連絡先などを録音しておけば、心配する家族や親せきが同様に「171+被災者の自宅電話番号」をダイヤルし、伝言内容を聞くことができる。NTTはメッセージを保存する装置を全国五十カ所に設置し、八百万件の伝言を数日間保存できるようにする計画だ。

 「テレビやラジオが個人の安否情報などを提供するのにも限界がある」(同)。このシステムが一般の電話に代わる連絡手段になれば、災害時の回線混雑も緩和されるためNTTの期待は大きい。

1998/1/17

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