家の大掃除で、イカナゴのくぎ煮を作る大鍋を捨てることにしました。明石の友達から手作りのくぎ煮をもらったのがきっかけで、自分でも毎年作ってきました。20年前は、シンコが安かったです。毎年のように値上がりし、新型コロナの流行で中断して、再開しようと思った頃には手が出ない値段になりました。年齢を考えると、もう無理です。大鍋を捨てるついでに梅酒作りの瓶と梅干し作りのつぼも処分することにしました。毎年大量の梅の実をくれた親戚が、高齢で収穫しなくなったからです。手作りのくぎ煮、梅酒、梅干しを配ることもできません。楽しみにしてくれた人たちのことを思うと残念ですが、決断したのでご理解ください。(神戸・北、女、82)