神戸新聞NEXT
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 -技術職として2人目の局長になった。

 「土木の技術職として入庁し、2年を除いて道路部門で仕事をしてきた。山陽電鉄の明石川から林崎松江海岸駅間の立体交差化事業では、完成後の地元住民のうれしそうな顔が忘れられない。その瞬間が技術者の醍醐味(だいごみ)だ。一方で、最近は道路や施設を『造る時代』から『管理する時代』に変わっており、技術職員も減っている」

 「公務員技術者に求められるのはまず技術力。次に対話力を身に付け、地域の課題に対応するための施策形成力が必要になる。三つのスキルを持った職員を育ててやりがいを感じてもらい、職場をもり立てるのが私の役目と思っている」