環境に配慮した農業について考える「コウノトリと、トキと、食・地域の未来と。」が6月7日午前10時から、豊岡市民会館(同市)である。地域単位で実践する豊岡市や新潟県佐渡市の関係者らが取り組みの意義を発信する。兵庫県と豊岡市の主催。
両地域ではコウノトリ、トキの野生復帰の活動を機に、環境に配慮した農業が広がってきた。但馬地域では県やJAたじま(同市)などが、化学肥料を使わず、農薬を不使用か減らし、コウノトリの餌となる生物を育む「コウノトリ育む農法」を推進。佐渡市でも「朱鷺と暮らす郷づくり認証制度」を設けて生き物を育む農法が行われる。
当日は、両地域での農法や取り組みを関係者らが発表し、環境創造型農業の価値や今後の地域、食をテーマに公開討論する。自ら農業に取り組むタレントの大桃美代子さんによる環境に優しい農業についての講演、豊岡市と佐渡市の小学6年生による環境学習の成果発表もある。
無料。定員500人。専用フォーム=QRコード=から申し込む。県農業改良課TEL078・362・9210
(長尾亮太)