山陽特殊製鋼(姫路市)の福田和久社長(65)は29日までに神戸新聞社のインタビューに応じ、親会社の日本製鉄(東京)による2027年4月の吸収合併について、日鉄が組織改編で設ける棒線・特殊鋼事業部で山特の事業が「中核的な存在に位置付けられる」と述べた。「成長に向けた攻めの統合」と強調。主力製品で国内トップシェアの軸受け(ベアリング)用鋼は、自動車向けに加え、ロボットなどへ需要開拓が見込まれるとした。(石川 翠)
山特は昨年4月、日鉄の完全子会社となって上場を廃止したばかり。吸収合併に伴い、会社は解散する。1年での決定に、福田氏は「国際競争の激化など環境の変化が想定以上の速さで進んだ」と説明した。グループ企業の事業のうち、優先度が高い順に日鉄本体に取り込んでスピードを上げる経営方針で、山特がその一つという。
























