甲冑(かっちゅう)姿の人を駒に見立てた巨大な将棋盤で、プロ棋士が対局する「人間将棋 姫路の陣」が2、3日、白鷺小中学校(姫路市本町)などで開かれた。2日は雨天のため、予定していた姫路城三の丸広場で開催できなかったが、詰めかけた将棋ファンら約800人が見つめる中、同校体育館に設けられた約13メートル四方の盤上で熱戦が繰り広げられた。(橘高 声)
姫路ゆかりの戦国武将・黒田官兵衛の「人は殺さず生かす」という哲学が、相手から取った駒も使う将棋のルールに通じることから、姫路市が2015年から開催。新型コロナ禍の時は開けなかったため、今回が5年ぶりの開催となった。