「さすらいのシンガー・姫路のじろりん」として、姫路市内の公民館などでミニコンサートを重ねている尾崎二郎さん(72)=同市市之郷=が、地元に根差した活動にますます力を入れている。同市峰相地区の名所などを紹介する「峰相音頭」を歌ったほか、唱歌「かごめかごめ」の歌詞が姫路空襲を連想させるとして「姫路空襲かごめ歌」と題して歌い、いずれも交流サイト(SNS)で動画を発信している。(藤本賢市)
尾崎さんは同市出身。芸能界に憧れて高校卒業後に上京し、劇場の裏方やタレントの修業を積んだが、父の他界を機に、29歳で帰郷した。約20年前から公民館、福祉施設などでライブ活動を展開し、昨年1月には「70歳で(通算)60回目のライブ開催」を達成した。