加古川市の加古川河川敷マラソンコースで2日、男子第79回、女子第40回兵庫県郡市区対抗駅伝競走大会(神戸新聞社後援)があり、北播勢は女子の西脇市が昨年26位から10位に躍進し、1部に昇格した。小野市は17位、加西市は24位、加東市は29位だった。男子は小野市が9位で1部を守り、西脇市15位、加東市35位、加西市38位と続いた。
〇…大学生がチームけん引 小野男子
小野市男子は大学生がチームを引っ張った。1区の山中達貴選手(21)=城西大3年=は「リラックスして走れた」と好スタート。4区浜田大翔選手(22)=日本体育大4年=も「チーム小野の底力を見せることができた」といい、後半の選手につなげた。
その後も大きく順位を下げずに9位でゴール。1部を死守した。
アンカーの河合瑛希選手(22)=同=は、今回の郡市区対抗駅伝を最後に一線を退く。「それぞれの力を出せたレース。満足いく結果だった」と仲間に目を向けた。
(村上晃宏)
〇…地元に恩返し、1部昇格 西脇女子
西脇市女子は10位に入り、6年ぶりに1部昇格を果たした。1区橋本結菜選手(18)=西脇工業高3年=は「波に乗れなかった」というが、双子の妹で2区の晴菜選手(18)=同=が奮闘。後続の中学生たちのために流れをつくった。
アンカーの藤城さくら選手(19)=東京農業大2年=も「一つでも順位を上げる」と走りきった。西脇工高出身で、校外を走ると地元住民から声援が送られるといい、選手は皆、感謝を胸に大会に臨んだ。藤城選手は高校時代を思い返し「恩返しができた」と晴れやかな表情を見せた。
(村上晃宏)