なかなか寝付けないなど、睡眠についての悩みを抱えている人は少なくないだろう。どうすれば「質の良い睡眠」を取り、快適な日常を送ることができるのか。日中に眠たくなっても、昼寝はしてはいけないのだろうか。長年、睡眠について研究している神戸大大学院人間発達環境学研究科の古谷真樹准教授に聞いた。(斉藤正志)
■昼寝はしてもいい
古谷准教授によると、日中に起きていると、眠るための睡眠物質が体にたまっていく。
昼寝をすると、その睡眠物質を使ってしまうことになる。だからといって、必ずしも駄目なわけではない。
昼寝は集中力を高めるなどの効果があり、短時間にとどめるのが重要という。