相生ペーロン祭の前夜にあった昨年5月の海上花火大会。有料観覧席を設けてペーロン祭の存続を図る
相生ペーロン祭の前夜にあった昨年5月の海上花火大会。有料観覧席を設けてペーロン祭の存続を図る

 竜をかたどった手こぎ舟の競漕(きょうそう)で知られる初夏の風物詩「相生ペーロン祭」が5月24、25日、相生市の相生湾周辺で開かれる。前夜祭の24日には海上花火大会があり、約5千発が夜空を染める。物価高で人件費や花火の薬剤費などコストが上昇する中、開催費確保と存続に向け、海沿いに有料観覧席を設置。主催者はチケットの割引制度を用意するほか、海面を彩る水上スターマインも盛り込んで観客の満足度を高める。