衆院選は8日に投開票される。兵庫11区(旧姫路市)は30年ぶりに5人が立候補し、12区(西播磨など)は前回選でも争った3人が論戦を展開する。各候補は1票でも多く積み上げようと、選挙区内を駆け回りながら公約を訴える。(衆院選取材班)
■11区
共産党新人の苦瓜一成氏(72)は連日街頭に立ち、自衛隊の明記など改憲に意欲を示す高市早苗首相を批判してきた。選対責任者で姫路市議の谷川真由美さん(72)は「平和な暮らしや人権に不安を抱く人もいるはず。党がぶれずに訴え続けていることが伝われば」と期待を寄せる。
参政党新人の山下聖氏(41)は選挙カーで市内各地を巡り、街頭演説に力を注ぐ。高市政権との対立姿勢を貫き、減税や教育改革、外国人政策の強化などを訴える。選対本部長で姫路市議の西村しのぶさん(63)は「日増しに声援が増えている。最後まで全力を尽くす」と話す。
日本維新の会元職の住吉寛紀氏(41)は街頭演説などに注力。吉村洋文代表、藤田文武共同代表も姫路入りし「高市首相の政策を進めたいなら維新に」と呼びかけた。選対本部長で県議の飯島義雄さん(66)は「しがらみがなく、姫路をよく知る候補者。最後まで地道に訴えたい」と意気込む。
国民民主党新人の中原立貴氏(35)は、朝夕を中心に駅前で街宣。連合兵庫の支援を受けて企業での門立ちに取り組み、4日は約500人規模の集会で組織を固めた。党県連総合選対本部長の川内清尚さんは「手取り増の政策を訴え、無党派層などへのさらなる浸透を図りたい」と話す。
自民党新人で元姫路市副市長の山田基靖氏(43)は高市首相の来援などを通じて知名度の向上を図り、夜は個人演説会で政策の浸透を図る。日中は人通りの多い場所に立ち、選挙対策本部長の大西雅之さん(62)は「人に会い、精いっぱい伝えることが大事」とマイク納めまで徹底する。
■12区
維新前職の池畑浩太朗氏(51)は選挙カーでの遊説と街頭演説に重点を置いてきた。吉村代表ら党幹部の応援も受け、与党としての政策実行力をアピール。上郡後援会会長の遠山寛さん(77)は「手応えを感じる。地域に寄り添う姿勢を最後まで伝えていきたい」と最後の追い込みを図る。
自民前職の山口壮氏(71)は街宣活動や個人演説会を通じて経済活性化による人口減対策を主張。高市首相を総裁選で支援した点も強調した。自民優勢との報道各社の情勢調査にも、選挙対策本部長の宇田文彦さん(58)は「楽勝ムードは全くない。愚直に政策を訴える」と気を引き締める。
共産新人の太田清幸氏(70)は駅や商業施設前での演説を通じて主張を浸透させてきた。選対責任者で相生市議の岩崎修さん(67)は「準備期間はないに等しかったが、各党の主張が似通ったものだからこそ、憲法を中心に暮らしや平和、人権を守る共産党の姿勢を訴える」と力を込めた。






















