兵庫県の元西播磨県民局長の「告発文書」に記された7項目の疑惑について、20日の定例会見でようやく自身の見解を明らかにした斎藤元彦知事。職員へのパワハラをはじめ全ての疑惑を否定する一方、「具体的な内容は覚えていない」「副知事に一任していた」と、疑惑を払拭するには不十分な説明も目立った。
緊張した顔つきの斎藤知事は会見で、用意したメモを見ながら、淡々と一つずつ自身の疑惑について見解を述べた後、報道陣の質問に答えた。
パワハラ疑惑では、県立考古博物館(兵庫県播磨町)で、公用車を降りて20メートルほど歩かされたことに激怒し、職員を怒鳴り散らしたという告発文書の指摘について説明した。