1970~80年代を中心にテレビドラマやクイズ番組の司会などで活躍した俳優山口崇(やまぐち・たかし、本名岑芳=たかよし)さんが18日午後3時36分、肺がんのため東京都の高齢者施設で死去した。88歳。兵庫県阿那賀村(現南あわじ市)出身。自宅は東京都世田谷区。通夜は25日午後6時から、葬儀・告別式は26日午前9時半から、いずれも東京都渋谷区西原2の42の1の代々幡斎場で。喪主は長男太郎(たろう)さん。
NHK俳優養成所を卒業後、22歳で芸能界デビュー。「天下御免」「熱中時代」などテレビドラマ、映画、ラジオ、舞台などに多数出演し、クイズ番組「タイムショック」では2代目司会者を務めた。
民話研究家としても活動し、国内を25年間取材してラジオ番組も制作した。長唄三味線を愛し、長唄杵巳流理事、師範も務めた。
神戸新聞で2017年11月~18年5月に連載「わが心の自叙伝」を、19年1~3月には連載「山口崇 出逢いの旅 昔ばなし・邦楽・芸能」をそれぞれ執筆した。