お盆の時期を古里などで過ごす人たちの帰省ラッシュが9日、本格化した。9連休という人がいれば、平日はカレンダー通りに仕事という人も。兵庫県内の新幹線の駅では、それぞれの目的地に向かう親子連れらが行き交った。
9日、JR新神戸駅(神戸市中央区)ではリュックサックやスーツケースを手にした帰省客や外国人観光客らで混雑し、子どもや孫との再会を待ちわびる人たちの姿もあった。
福岡県で開かれる陸上競技会に出場する同市中央区の会社員(45)は「世間はお盆でも平日は仕事。東京で暮らす両親には、時期をずらして会いに行きたい」と話した。
同市立泉台小4年の男児(9)は、父と広島県の祖父母宅に向かうといい、「(広島市の)『こんちゅう館』でカブトムシやクワガタが見たい」と笑顔。父親(39)は「両親は息子と1年ぶりに会う。成長した姿を見せたい」と目を細めて車両に乗り込んだ。
JR西日本は、山陽新幹線上りのピークは16日を見込んでいる。(千葉翔大)