プロ野球阪神とオリックスの関西対決で盛り上がる日本シリーズ。かつて神戸を本拠地にしたオリックスにも、兵庫ゆかりの選手が多く在籍し、育成上がりの東晃平投手(小野市出身)もその一人だ。高卒6年目の今季、6勝を挙げる飛躍を遂げ、20日のクライマックスシリーズ第3戦では5回無失点の好投。ドラフト指名当日の取材メモから23歳の「初心」を振り返る。
2017年10月26日、神戸弘陵高(神戸市北区)の会見室。市西宮高の山本拓実(中日→日本ハム)、滝川第二高の高松渡(中日→西武)と同学年の好敵手が支配下で選択される中、時間だけが過ぎていった。