上位躍進に向け、結束する兵庫の選手たち
上位躍進に向け、結束する兵庫の選手たち

 第42回全国都道府県対抗女子駅伝は14日、京都市のたけびしスタジアム京都発着の9区間、42・195キロで争われる。13日は開会式が行われ、佐賀の山口遥主将(福岡大)は能登半島地震に触れ「私たちの走る姿で何かを感じ取っていただければ。熱い思いを全国に届ける」と選手宣誓した。式の冒頭、犠牲者への黙とうがささげられた。

 石川県はメンバーが集合できたのが12日という。深浦隆史監督は「できることは前向きに走ること。県民にとって少しでもエネルギーになればいい」と静かに話した。

 2区(4キロ)は5000メートルで昨年、日本記録を大幅に短縮した兵庫の田中希実(ニューバランス、西脇工高出身)、前回大会の3区(3キロ)で17人抜きを見せた岡山のドルーリー朱瑛里(津山高)らがエントリー。ドルーリーは「ずっと目標にしてきた選手。楽しんで走りたい」と語った。