大相撲春場所(3月9日初日・大阪)に向けた番付編成会議で、加古川市出身の大辻(21)=本名大辻理紀、高田川部屋=の新十両昇進が決まった。東播地域では高砂市出身の妙義龍以来、15年ぶりの関取誕生。家族や地元関係者らは「大一番でよくぞ打ち勝ってくれた。けがをしないで、さらに上を目指してほしい」と盛り上がる。(斎藤 誉、田中朋也)
大辻関は身長181センチ、体重142キロ。小学2年で相撲を始め、報徳学園中(西宮市)に進学して好成績を残して2019年、高田川部屋に入門した。けがなどで苦しんだ時期もありながら、今年の初場所で5勝と好成績を挙げ、昇進をたぐり寄せた。