みこしを御座船に乗せる戎町の氏子ら=高砂市高砂町今津町
みこしを御座船に乗せる戎町の氏子ら=高砂市高砂町今津町

 高砂神社(高砂市高砂町東宮町)の秋祭りが10、11日に営まれた。10日は本殿で「神幸祭」が行われ、みこしが御旅所へ向かった。3年に一度の市指定文化財「船渡御」もあり、神社の近くにある堀川岸壁で男衆がみこしを船に乗せて加古川河口へ向かった。11日は例大祭で、「太鼓」と呼ばれるきらびやかな屋台が神社前で練り合わせた。(中川 恵)

 10日午前11時過ぎ、みこしの行列が神社を出て、御旅所の旧サンモール南広場(同町東農人町)を目指した。今年のみこし奉仕は藍屋町。先導する猿田彦の一人は植田昴さん(24)が務めた。父親の圭典さん(56)も30年以上前に担っており、親子2代で務めることに。昴さんは「こんな光栄なことはなかなかない。うれしい」と喜んだ。