記者会見する地震調査委員会の平田直委員長=14日午後、東京都千代田区
 記者会見する地震調査委員会の平田直委員長=14日午後、東京都千代田区

 政府の地震調査委員会は14日、定例会合を開き、6日に鳥取、島根両県で震度5強を観測した地震などを議論した。12日までに震度1以上の揺れが51回発生しており「東西10キロにわたって地震活動が活発な状態が継続している」と評価した。また、今後30年以内の発生確率で根室沖を震源とする海溝型地震を「80%程度」から「90%程度」に引き上げた。

 会合後の記者会見で平田直委員長(東京大名誉教授)は島根県東部を震源とする地震について「活断層は知られていないが、被害地震は多く発生している。今回は、地下に多くある地震を起こすような場所で発生した」と指摘した。根室沖の発生確率は「四捨五入により数値が上がったもので、10%上昇したと考える必要はない」と述べた。

 調査委は根室沖の地震の他、宮城県沖の陸寄りが震源の地震を「80~90%程度」から「80~90%程度以上」に上げた。発生確率は時間経過に伴い徐々に上がる計算方法のため、毎年1月1日を基準に再計算している。