日本摂食障害学会がこのほど、「日本摂食症学会」に名称変更した。回復可能にもかかわらず「障害」と表すことで、治らないというイメージを与え、偏見や誤解を招きかねないといった理由からだ。学会は「摂食症は治療で回復が期待できるということを多くの人に理解してもらいたい」としている。
摂食症は食べることに関する行動に問題が起き、心身に不調が現れる病気。自制できず頻繁に食べ過ぎる神経性過食症や、肥満への恐怖などから食事量を極端に制限する神経性やせ症がある。
学会によると、日本精神神経学会が2014年、病名を日本語に訳す際に「障害」を「症」とする方針を提示。次第に論文などで「摂食症」という表記が用いられるようになった。これを踏まえて学会は24年ごろから名称変更を検討し始めた。
パブリックコメント(意見公募)を実施すると「『摂食障害』という名前のせいで、自分がそんな病気だと認めたくなく、受診できなかった」といった当事者の切実な声が寄せられたという。























