セレモニーで拍手するフランスのマクロン大統領(右)とイタリアのメローニ首相=25日、アンティーブ(ロイター=共同)
 セレモニーで拍手するフランスのマクロン大統領(右)とイタリアのメローニ首相=25日、アンティーブ(ロイター=共同)

 【パリ共同】フランスのマクロン大統領とイタリアのメローニ首相は25日、フランス南部アンティーブで会談した。終了後の記者会見で、レバノン南部で国連平和維持活動(PKO)を担う国連レバノン暫定軍(UNIFIL)が今年末に任務を終了した後、後継となる多国籍の支援連合結成を目指すことで合意したと明らかにした。

 マクロン氏は「レバノンと同国軍の主権を強化するため、欧州連合(EU)や国連と連携しつつ、UNIFIL後の体制構築に向けた連合の結成を目指している」と述べた。メローニ氏も「(UNIFIL終了後の)危険な安全保障上の空白を避けるためには国際的なプレゼンスを確保する必要がある」と強調した。

 国連安全保障理事会は昨年8月、UNIFILの任務を今年末で終了する決議案を全会一致で採択。レバノンの親イラン民兵組織ヒズボラとイスラエルの停戦は今月19日に発効したが、その後もレバノン南部を中心に小競り合いは続いている。国境を監視してきたUNIFILが撤退すれば、情勢がさらに不安定化することが懸念される。