避難所となっている氷川中。敷地内にはトイレカーが設置されていた=20日、熊本県氷川町
 避難所となっている氷川中。敷地内にはトイレカーが設置されていた=20日、熊本県氷川町

 最大震度7を観測した熊本地震で、教室が避難所として利用されている公立学校のうち3校が、2学期の始業を1週間遅らせる見通しとなっている。いずれも甚大な被害が出た熊本県氷川町の小中学校で、21日時点で約250人が身を寄せる。町は避難者を二つの体育館に集約する方針で、住民の安全確保と学習環境の両立を急いでいる。

 地震が発生した7月28日は夏休み中だった。指定避難所の町内5校のうち竜北東小、竜北西部小、氷川中で教室などに住民が避難しており、町は今月25日だった2学期始業を9月1日に変更すると決めた。他の2校も足並みをそろえる。

 竜北東小では、各教室に段ボールベッド10~15台ほどが並び、高齢者らが寝泊まりしている。

 学校再開が遅れると授業時間の確保に課題があり、加賀千佳校長は「国語と書写など、複数の教科を関連付けて学ぶ形を取り入れる。子どもをケアしながら、できることを進める」と話す。

 町は26日までに各校の避難者の移動を完了させる予定。ただ、集約先の体育館のうち一つは冷房が未整備で、急ピッチで設置を進める。