抗菌薬が効かず、院内感染が世界的に問題視されている「薬剤耐性菌」が、北海道と東アジアを行き来する渡り鳥のふんから見つかったと、摂南大などのチームが2日までに米科学誌に発表した。複数の抗菌薬への耐性が報告されている菌で、国境を越えて拡散している可能性がある。
近年、渡り鳥から薬剤耐性菌が見つかったとの報告が世界的に相次いでいるといい、見坂武彦摂南大教授は「薬剤耐性菌の問題に取り組む際には、渡り鳥の影響も含めて考える必要がある」と話す。
チームは、2024年9月、北海道厚岸町にあるオオセグロカモメの繁殖地でふんを採取して分析。この鳥は夏に北日本で繁殖し、生息地周辺を一日平均25キロ飛ぶ。
























