国連のグテレス事務総長
 国連のグテレス事務総長

 【ニューヨーク共同】国連のグテレス事務総長は29日、ニューヨークの国連本部で開かれた核なき世界を目指す高官級会合で演説した。「冷戦終結以来、核を巡り最も危険な時期」にあると警鐘を鳴らし「未来の世代が核の影の下で生きるようにしてはならない」と核兵器廃絶を呼びかけた。

 グテレス氏は米ロの核軍縮合意である新戦略兵器削減条約(新START)の失効や核拡散防止条約(NPT)再検討会議の決裂に触れ「警告灯が赤く点滅している」と指摘。「核保有国は安全保障政策で核兵器の役割を縮小すべきだ」と訴えた。

 11~12月に核兵器禁止条約の第1回再検討会議が開かれることを歓迎し、核廃絶を目指す取り組みに「全ての国が建設的に関わるよう求める」と述べた。