鎌倉時代から室町時代頃に原型が日本に伝わったとされ、日本を代表するお菓子の一つとして知られる羊羹。
今、SNS上ではそんな羊羹の砂糖の含有量が大きな注目を集めている。
きっかけになったのは
「羊羹を自作してるんだけど、羊羹やべーぞ。あんこ(これも自作)の段階で小豆と同量の砂糖が入ってるんだけど、さらに砂糖を足す。かなり。そりゃ腐らないわけだぜ!」
とその調理風景を紹介したリットルさん(@999cc)の投稿。
羊羹は和菓子の中でも特に多くの砂糖を使用することで有名。ゆえに保存性が高く、老舗メーカー「とらや」の公式サイトでは「賞味期限は製造から1年、賞味期限後さらに1年はお召しあがりいただける、常温での長期保存が可能な、保存性にすぐれた食品です」という記載があるほど。
リットルさんにお話を聞いた。
--今回、羊羹を自作された経緯は?
リットル:趣味である料理の一環です。たまたま材料がそろっていたので作ってみました。
--ご自身で作ってみた感想を。
リットル:今回使った砂糖は総重量の約1/3の300g弱。見ていてかなり多いと感じました。水分も限りなく飛ばすので、保存性が良いというのも頷けます。
--投稿に大きな反響がありました。
リットル:みんなも作って楽しんでくれたらいいなと思います。
◇ ◇
SNSユーザー達から
「菓子類は自作すると大概ドン引きする量の砂糖かバターが」
「水あめも入れたりしますしねえ…w モノとしてはジャムに近いんかな」
「冬の羊羹は砂糖の結晶が浮いてて、切ると「じゃりっ」て音します。めちゃくちゃ美味しいです」
「昔は砂糖が貴重品だったから、羊羹も贅沢品だったんですよねぇ。薄くスライスしたのを2切れ、大事なお客様に出すみたいな描写が時代小説にあったりしますね。」
など数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。お茶うけなどにはもってこいの羊羹だが食べすぎには気を付けたいものだ。
なお今回の話題を提供してくれたリットルさんはグルメや料理に関する同人誌即売会「関西めしけっと」を主催。次回は9月27日に大阪市中央区のマイドームおおさかBホールで開催されるのでご興味ある方はぜひ足を運んでいただきたい。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)