左右で瞳の色が違う“オッドアイ”の猫は、青い瞳側の耳に先天的な難聴がある子も多い。優さん(@setomaoeiji)と暮らすマシュくんは、そうした先天的な理由や保護前に患った外耳炎の影響で耳が聞こえない。
だが、優さんにとってマシュくんは、“普通の猫”。特別視することなく、一緒に過ごせる時間を楽しんでいる。
■里親募集サイトでオッドアイに一目惚れ!耳が聞こえないことが判明して…
3匹の愛猫と暮らしていた優さん。もともとオッドアイの猫に憧れがあり、2025年12月中旬、なにげなく見ていた里親募集サイトでマシュくんに一目惚れをした。
直前に昇給があり、1匹なら増えても養えると判断した優さんは里親として立候補。保護主さんと話し、お迎えの準備を進めていった。
譲渡に向けて動く中で、保護主さんはマシュくんの健康状態を改めて詳しく調べるため、動物病院へ。すると、耳が聞こえていないことが判明した。
「原因は、目が青い猫に時々ある先天的なものと保護当初の外耳炎の影響だったようです」
外耳炎が治っても、耳が聞こえるようになるかは分からない。もし、難しいと感じたなら遠慮なくお迎えを取りやめてもいい。保護主さんはそう言ってくれたが、優さんの決意は変わらず。
耳が聞こえないことをハンデとは感じなかったため、予定通りマシュくんを迎え入れた。
■耳が聞こえないことが分からないほど“普通の猫”と変わらない日常
耳が聞こえないからか、マシュくんは鳴き声が大きめだ。先住猫は時折、威嚇をして声の大きさを指摘することもあるが、関係性は良好だという。
「歳の近いむぎとは、よく追いかけっこやニャンプロをしています。レオは、一歩引いて見ていることが多いです」
マシュくんは鈴やシャカシャカ系など音が鳴るおもちゃには興味を示さず、先住猫が使わなくなったボールのおもちゃで遊ぶのが好きだ。
一緒に暮らす中で優さんが心がけているのは、急に動いたり後ろから触ったりしないこと。驚かせないよう、できる限り視界に入る範囲から触るように意識している。
「でも、言われなければ耳が聞こえないと分からないくらい、普通の猫と変わりはありません。つい、名前を呼んでしまうこともあります」
■愛猫の喉鳴らしや“エンドレスペロペロ”に胸キュンする日々
保護主さんからもたくさん愛を注いでもらったからか、マシュくんは人間好きだ。撫でる前から喉をゴロゴロ鳴らし、嬉しさを表現してくれる。
「撫でてほしすぎて、自分からお腹見せてゴロンすることもあります」
就寝時には、必ずと言っていいほどの頻度で優さんの脇の下に入り込み、一緒に眠るのだとか。
また、優さんが静止するまで手をひたすら舐めるのも、マシュくんならではの愛情表現だ。愛猫の“エンドレスペロペロ”を受け、優さんは「手荒れが加速しています(笑)」と喜び混じりの悲鳴をあげている。
「飼い主さんの生活スタイルや先住猫との兼ね合いなどでお迎えが難しい理由もあるかと思いますが、ハンデや病気があっても敬遠せず、お迎えの選択肢に加えてあげてほしいです」
そう話す優さんは、発症しないまま天寿を全うすることも多い白血病キャリアの子や猫エイズキャリアの子の譲渡が進むことも願っている。
元野良猫と思えないほど、人間が大好きで甘えん坊なマシュくん。これからも、たくさん甘え、マシュくんらしいニャン生を謳歌してほしい。
(愛玩動物飼養管理士・古川 諭香)























